対象となる車種

VIPカー(びっぷかー / VIP Car)とは、大型高級車を改造した車両(改造車)の事です。VIP(Very Important Person - 要人)が乗る自動車を標榜して改造(主にドレスアップ)されることから名付けられました。また、亜流としてミニバンや軽自動車をベースとするカスタムがあります。



VIP 車 対象になる車種

  • 一般的には130系トヨタ・クラウン以降のトヨタ製高級大型セダン、Y31系日産・セドリック/グロリア以降の日産製高級大型セダンです。一部ホンダ、マツダなどの高級セダンもベース車両として用いられています。

  • トヨタ・センチュリーや日産・プレジデントなどの社用車、レクサス・LS、レクサス・GS、トヨタ・セルシオ、トヨタ・アリスト、トヨタ・クラウン、日産・インフィニティQ45、日産・シーマ、日産・フーガ、日産・セドリック/グロリアなどのオーナードライバー向け大型高級セダン (ハードトップとセダンを一本化する以前の150系以前のクラウン・Y34系以前のセドリック/グロリアなどはハードトップタイプがほとんど) が用いられています。新車を改造する豪者もいますが、中古車を改造するのが一般的です。一部ではメルセデス・ベンツEクラス・Sクラス・CLSクラスや、BMW7シリーズなどの輸入車もベースになることがあります。輸入車でも中古車がベースであり、現行車種が対象となることはまずないでしょう。

  • セダンよりも空間が広くとれるミニバンをベースとする手法もあります。代表車種はトヨタ・エスティマ、日産・エルグランド、ホンダ・オデッセイなどです。 税金が安い軽自動車をベースとする同様のカスタムも根強い人気があります。スズキ・ワゴンRやダイハツ・ムーヴ、ホンダ・ライフなどが一例であげられます。ただ、これらの車種は本来「VIP(要人)」の車ではないという指摘もあります。

  • VIPカー的なドレスアップによって、その車種に対するイメージの悪化を嫌う人もいます。メーカにもそのような傾向があると思われ、2004年11月に発売されたトヨタ・マークXや、レクサス・LSでは、バンパーとマフラーが一体的にデザインされています。これを見習い、軽をはじめとするいろいろなクルマがバンパー一体マフラーにカスタムしていますが、最近になってジャンクションプロデュースからレクサス・LS用のエアロパーツが発売されました。

  • ただ、純正のエアロパーツやホイールの中にも派手なパーツはあり、VIPカー的なドレスアップに限らず、メーカーがこういったユーザーによるクルマのカスタマイズを根本から否定しているとは限らないようです。本来別ジャンルであるラグジュアリーカーにて対象となる車種もVIPカーの対象に含まれることがあります。これは、主に両者のカスタム趣向や車の形態などに類似性があることによります。